リヤアームの分解

リヤアームは左図の様な構成になっています。

2:ブッシュ     3:ブッシュ1
4:ブッシュ2    5:シム(0.3T)
6:スラストカバー  7:オイルシール
8:シール,ガード  20:プレート
ところが、2,3のブッシュと7のオイルシールはスイングアーム基部に圧入されていますので、分解すると左図のようになります。

ブッシュ2とスラストカバーはエンジン基部に固定されます。これより、スイングアームはブッシュ1とブッシュ2の間で動くことになります。
ブッシュ2(寸法A)が右側ヘッドパイプ(寸法B)より短ければ、ヘッドパイプがスラストカバーに当たってしまいますので交換です。

ブッシュ2がヘッドパイプより長すぎれば、がたが出ますのでシムで調節します

A−B = 0〜0.3mm   調整用シムなし

A−B = 0.31〜0.6mm 調整用シム1枚

A−B = 061〜0.9mm  調整用シム2枚

なお、左側ヘッドパイプの外側はプレートで支えてあるだけですので、シムの調節の必要はありません。 と言うか、乗っかってるだけ(挟んでいない)のでシム調節の意味がありません。

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