ブリヂストン・グランテック

泥除け

 グランテックの700Cや24が出ていた当時は専用泥除けが出ていましたが、販売終了後は汎用品を加工するしかありませんでした。しかし、2011年にBSからチッタという24インチ軽快車が500台限定で販売され、その補修用部品として24インチ泥除けが入手できるようになりましたので、付けてみました。

 

 本所工研謹製のチッタ専用泥除けCTA24(F129-082SL)、定価\6,300。ビニールの両端に当たり止めの太い輪ゴムが付いた厳重包装で送られてきました。アルミのフルサイズ泥除けで、形状は浅い円状の中央に溝が入っているNH-33タイプでした。硬めでしっかりとしており、裏には黒ゴムが張られています。

 

 本体はU字ステーと、チェーンステーブリッジ用の穴があいており、釣金具も装着されています。ただし、フロントフォークに当たる部分は専用部品のためか、つぶされてはいませんでした。U字ステーは前後で幅が違うため、間違えないように「後」の表示がついていました。

 

 付属のネジ一式です。もともと泥除けが装着出来るように作られていましたので、フロント、リヤともネジ切りのダボが付いており、付属ネジで問題なく付きます。

 

 リヤシートステーブリッジ部。チッタではブリッジ後方に付けるため金具が邪魔にならないのですが、GR-24はシートステーがチッタに比べて起きているため、金具がブリッジの前方に来ます。ブリッジと金具は接触する程度でうまく付きますが、ネジと泥除けの距離が近いため、付属の反射板は付けれませんでした(中)。チェーンブリッジは穴がジャストの位置に来ますので、問題なく付きます。

 

 フロントですが、通常のようにクラウン後方に付けようとすると、潰しが無いのでフォーク底に当たって付けられません(左)。チッタと同じくクラウン前方に付けようとしましたが、金具がフォーク底に当たるのでグラインダーで削りました(中)。この部分は製造過程で出た余白のようなものですので、強度には関係なさそうです。これでクラウンとフロントブレーキの間に挟み込めましたが(右)、まだ多少クリアランスが不足しているようで、フロントの方が下がり気味で付いています。

 

 チッタの純正タイヤもPanaracerのパセラブラックで同じですので、リヤはクリアランスも均一に、綺麗に入っています。フロントですが、ホーク部のクリアランスがまだ足りないせいで、上方に比べて下方の方が多少開き気味になっています。ステーの長さで調節できますが、付属のステーは調節が効かないタイプですので、もう少し削るか、ステーを変えるかなどの検討が要りそうです。

 ともあれ、ほとんど無改造で付く出来の良い泥除けを適価で出してくれたBSには感謝しておりますが、チッタ自体が500台限定ですので、何時まで供給してくれるのか一抹の不安はあります。現在入手可能な24インチ泥除けは半円のNH-30くらいですが、フロントのクリアランス考えると浅目のチッタ純正の方がベターのようですね。

 最後にひとつ重大な事を。折り畳み時、左のリヤステーがフロントフォークに当たります。

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