グランテックミニ・改造

 存在は知っていたものの、1本フレームに内装変速機のためあまり興味の無かったグランテックミニですが、ひょんな事から我が家にやってきました。昔はグランテック24に乗っていた嫁ですが、最近では内装3段のママチャリに乗っており、同じ内装変速機が付いていたこともあって嫁の外出用として整備を始めました。

 我が家にやってきたばかりの姿です。フルオリジナルではないようで、チェーンやシートは交換されていました。内装は御馴染みシマノ・インター3(SG-3R-35)ですが、40以降のシリーズと違い、ロッドの出口は左側になっていて、変速パターンが逆になっています。重いと言われる重量は14.0Kgで通常装備のグランテック(12.5Kg)と比べても重いですが、鉄製センタースタンドは740gもあり、多少の軽量化は出来そうです。以後、整備毎に記事を追加更新していきます。
ペダル
 三ヶ嶋のPB-430ですが、純正かどうかはわかりません。分解調整も出来ないプラスティック製ですので、速攻でグランテック純正に交換しました。
サドル
 JUSTEK製ですが、製造年月日が2010/07ですので最近交換されたのでしょう。手持ちで余っているVELO VL-1184(309g)にとりあえずは変更。
タイヤ
 BRIDGESTONE純正の20*1.75HEはIRC製ブロックパターンですが、ごつごつした重い走りは嫌いですので、NETで仕入れた、なんちゃってスリック(シンコー製20*1.5HE)にしました。
ブレーキ
 ダイヤコンペDC-883はロングリーチのシングルピボットですが、ご存知のように効きません。アーチサイズは実測75mmですので、TEKTRO YH-800A(アーチサイズ:60〜78mm)かDIA-COMPE DL800(同:61〜79mm)が適応になります。800Aはママチャリに付けたので、今回はDL800付けてみました。シューは手持ちのを適当につけましたが、制動力はUPしています。
 タイヤ、ペダル、サドル、ブレーキ交換しただけですが、走りは振動が少なくなって走りやすくなりました。特にタイヤの交換により、点字ブロックを横切ってもふらつかなくなりました。今後はFハブ、クランクの交換や内装変速機の分解整備などの改良が待っています。


改造第二回目
シートピン
 純正はねじ込み式ですが、グランテッククロスに付いていたクイックに交換しました。
反射板
 最初は付いていたのでしょうが、現車には付いていませんでした。それなりのところにダボがありますので、GR27よりの発生品をつけました
ハンドル
 純正はNITTOのB245Lですが幅が570mmあり、他のグランテックシリーズ(幅520mm)に比べて50mm長くなっています。小径車ゆえにハンドルの押え込みを考えたのでしょうが、慣れませんのでGR-27に付いていたSAKAEの520mmへ換えました。50mm短くなるだけでも操作感覚がぐっと変わりますね。
クランク
 SUGINO 152mm×39Tは軽合製のクランクですが歯は鉄で、PCD110のチェンガードは39T用のようです。この短いクランクが問題でしたので、グランテック標準のSUGINO No3 165mm×48Tへ変えました。
コグ&チェーン
 チェンリング変更により厚歯から薄歯になったため、コグも薄歯16Tへ変更です。チェーンもそれにあわせて 1/2*1/8 88Link から 1/2*3/32 94Link のノーマルチェーンへ変更しました。
 ハンドル、クランク、コグ、チェーンなど操作系に関するものを変更しましたので、操作性がぐっと変わりました。特に165mmのクランクになってギヤ比もUpしたため、普通(笑)の漕ぎ具合になりました。ただし、20インチでジャイロ効果が少ないため、ハンドルのふらつき(クイック性?)は相変わらずです。


改造第三回目
シートピラー
 純正はKALLOYの300mmが付いていましたが、控えめに上げても赤矢印の位置で限界超えていました。どうやら乗車想定は165cm程度なのでしょうね。VIVAの軽合350mmへ変更しましたが、それでも下限ぎりぎりでした。また、調整角がぎりぎり足りなかったため、本体の基部側をグラインダで多少削って広げています。
フロントハブ
 純正は一般の鉄ハブで、スポークも錆こそ無いものの硬鋼線でしたのでハブをDura-ace 7400 28H、スポークを#14ステンレスへ変更しました。小径車の6本組みは初めてなものの何とか組み上げましたが、26や700Cに比べるとスポークが短い分だけスポークの歪みが強く出てしまいますね。
 シートピラーが変更できて、乗車位置がやっと取れるようになりました。フロントホイールはリムを流用して組替えましたが、スポークはやはりステンレスのものですね。


改造第四回目
サドル
 少し硬いVELO VL-1184から、GR-24Gに付けていたVELO PLUSHへ変更。すわり心地が良くなりました。
ブレーキ&シフター
 レバー付きシフター:SB-3S20がオークションで¥390即決で出ていたのでGetして交換、左レバーも再塗装しました。
 SB-3S20のワイヤは両タイコで、シフター側は外れないため最初から組み込みで販売されています。GRM203のワイヤ長は1380mmですが、手に入れたSB-3S20は1480mmが付いていました。結局、ディレーラ側のタイコを切って外し、インナーとアウターは新調しました。ちなみにワイヤーはWレバーと同じ物が使用できました。
 グリップとアウターを黄色にしましたが、明るくなって見た目ががらっと変わりました。
 グリップとアウターの色を変えただけで、感じがかなり明るくなりました。後はハンドル、シフターを変えるつもりでしたが、これでも結構満足できますので、当分はこれで乗ってみます。
 その後中古のVeloPlushを手に入れて交換しましたが、程度が良くなかったのでVelo VL-1146Gに交換しています。この時点で娘専用の自転車となってしまいました。

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