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グランテック再生計画
〜分解・清掃・調整〜
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〜ハンドル回り〜
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ハンドル回りですが、プラ蓋を外してグリップを外します。グリップは押し込んであるだけなのですが、きっちりはまり込んでいるので外すのには手間がかかります。グリップも大抵は黒かびなどが生えていて汚れていますが、マジックリンですっきり綺麗になります。
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ブレーキレバー、シフトレバーの基部を外してステムを外します。ブレーキレバーはDIACOMPEのDC131ですが、左の基部はベルがつけられるようになっているBS特製です。シフトレバーの基部は中央のナット部を緩めるとバンドが緩んで外れます。
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ステムはサカエSR-80で軽合金製ですので、錆びなどはアルミ磨き粉で落ちます。6mmのアーレンキボルトを回してハンドルを外しますが、きつく締まっていますので溝をなめないように工具をしっかり差し込んで回してください。ハンドルは日東のオールランダー B206AAだと思うのですが、確信はありません。同時期の700Cは曲がりの浅い201AAのようですし、後期になるとステムやハンドルも製品ごとに変化してバリエーション豊富です。
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〜小物〜
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シートピラーはサカエのCustom P-6で26.8mm径です。軽合金製で錆びないのですが、水平にヘアラインが入っていますので、うまく磨けないのが難点です。サドルはKASHIMAのKASHIMAX LTで、プラスティックベースサドルです。
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ディレーラーガードは錆びている事が多いですので、錆びを落としてクリアスプレーを吹いておきます。反射板はCatEyeのRR-250−WZという大きめの物がついています。シートピンはSuntour製です。よく錆びているのですが、凹凸が細かくて錆び落しでは時間がかかりますので、ワイヤブラシで錆びを落とします。
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錆びを落とすと一緒にメッキまで剥げますので(左)、Mrメタルカラーのアルミを塗ります(中)。塗っただけでは違和感が出まくりですので、ウエスで余分な塗料(メッキ上に乗っている部分の塗料)を拭き落とします。そうすれば、メッキの剥げた所のみ塗料が乗って違和感が少なくなります。
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アウターとインナーは消耗品ですので交換をお勧めしますが、今回は再使用してみました。オリジナルの長さは、アウター:前ブレーキは400mm、 後ブレーキはレバー側より375mm、475mm。シフター:シフター側より445mm、245mm、260mmで、アウターはライナー入りの高級物でした(中上)。ワイヤーはホツレが無いかをチェックして固めのグリスを塗布します。特に先頭の玉の部分はグリス切れにならないよう注意します。一度組付けたワイヤーを再度通す時、ワイヤーの先がバラけて引っかかる時は、ワイヤカッタ(右)で先を整えると通るようになります(中下)。通常のペンチで切ると直線的に押し切るため、先がほつれてしまいます。
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