グランテック再生計画

〜組み立て〜

〜クランク〜

 BBの四角錘部分にグリスを塗ってからクランクを取り付けます(左)。BB抜き締め工具でナットを締めこみますが、力まかせに締めこむとクランクの方の四角錘が広がってしまい、右クランクではチェンラインがずれますので、適当にしてください。ただし、力のかかる所なので、あまり緩いとがたが出てクランクの四角錘部分を広げてしまいますので、時々がたが無いかチェックして増し締めを行います(中)。キャップはマイナスネジでも締まりますが、形状からやはり穴あき旧50円がしっくりきます(笑)。

 左右ペダル、前後ブレーキ、サドルを取り付けますが、微調整はあとからです。

 ステムを車体に仮止めして、ハンドルを通してこれも仮止めします(左)。シフター、ブレーキレバー、グリップの順でハンドルにつけてゆきます(中)。ハンドルやシフター、レバーは微調節が必要ですので仮止めにしておきます(右)。

 ブレーキワイヤーとシフトワイヤーを取り付けます。ブレーキワイヤーはこの時引きしろを好みに合わせて本締めします(左)。ブレーキ本体の調整は、Freeの状態で左右均等に隙間が開いているようにします(中)。不均等な場合は10mmの固定ボルトとともに本体をねじって均等な位置に動かします(右)。

 ステムを調節してハンドルの高さを決め、次にハンドルの向きを決めてステムの6角ボルトで固定します(左)。ブレーキレバーを固定するのですが私は伸ばした手のひらと平行になる角度で調節します(中)。シフトレバーは好みの位置で固定してください(右)。

〜リヤディレーラ〜

 リヤディレーラの調節です。まずは本体調節ネジを締めてチェーンステーと本体が平行になるように締めます(左・赤矢印)。次にハイロー調節ネジですが、ハイの調節ネジ(H)を締めこんで、トップギヤとディレーラのガイドプーリーが同じ位置になるようにします(TOP位置の決定)。写真右の上下の矢印が重なるまでハイの調節ネジを締めこみます。

 ワイヤ調節ネジを締めてシフトワイヤをピンと張ります。シフトを最ロー(6段目)まで移動させて歯とディレーラプーリーが平行になる位置で止めます(左・この位置は少しオーバー気味)。この位置でロー側のネジ(L)を締めてゆき、RDの突起部に接するようにします(中・赤矢印)。こうする事によってこれ以上RDがロー側に移動せず、チェーン外れやRDとスポークの接触を予防します。ロー側の調整を怠ると最悪RDとスポークがぶつかって破損事故を起こします。最後に外した所と同じ位置でチェーンを張ります(右)。

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