ランドナー

S50〜51

最終更新日:2023/07/05

 昭和49年の暮れにサイスポを見ていた私は、49年度モデルの安売りを見つけ、かき集めたお金片手に瓢箪山の自転車屋まで出向いていました。当時黒の鉄フレームにステンレスリムと言う標準的なジュニアスポーツ車に乗っていた私にとって、クロモリのフレームと軽合リムは別世界のような乗り物でした。ただ、電車で買いに行きましたので、乗る前からいきなり輪行経験です。自転車店から駅までと駅から自宅までの1Km弱は担ぎで、家に帰ってじっくりと説明書見ながら組み立てました。買った動機と言うのは、当時集めていた入場券(硬券)を効率良く集めようと言ったよこしま?な動機からです。春休みには、和歌山まで輪行して、阪和線制覇なんてことしてました。

構成 

フレーム:BRIDGESTONE DIAMOND DT-6110 ブルー 530mm CrMoダブルバテッド
ハブ 三信 LFQR 36H リム ARAYA軽合26*13/8 スポーク #15プレーン
タイヤ オープンサイド 26*13/8
チェンリング F:スギノスーパーマキシーK 48*36 R:SUNTOUR パーフェクト 15-24T
チェン DIDレギュラー
ハンドル 日東ランドナーバー#132 400mm フェルール 25.4mm
ヘッド小物 BSオリジナル 輪行用 リテーナー脱落防止ヘッド
ブレーキ カンティ:吉貝 DIAカンティ レバー:吉貝 ダイアコンペ GC-162 AJQR
ペダル 三ヶ島 ユニークトラック
ディレーラー F:SUNTOUR コンペV R:SUNTOUR Vラックス レバー SUNTOUR DLW
サドル FUJITA プロフェッショナル 黒 シートピラー 軽合丸棒 26.8mm
泥除け BSオリジナル ジョイント
キャリア F:ホーク止め R:バッグサポータ兼用キャリア

 

ランドナーの変遷

S51〜S52

 第一次改造後です。とは言うものの改造点はフロント48-36Tを54-42Tにしただけです。鉄チャリをこいでいたためか、軽合リムに乗り換えてからは48Tでは物足らず54Tまで上げてしまいました。自転車屋のおやじは「足こわすで」と言ってましたが、当時は問題なかったです。ただリヤディレーラがショートゲージだったのでインナーが42Tとなり、急坂は行けませんでした。

 

S53

 浪人時代に改造です。小さなインナーが欲しかったのと、トリプルに憧れていたため、チェンリングにシマノ600 3アーム 49-45-32Tに変更。それに伴ってリヤディレーラをシマノCRANEに、ステムをPearl7へと変えています。

 

S54

 大学に入学したのち、サイクリング部にすぐに入部したため、大改造です。サイクリング部は輪行キャンピングが主体なので、泥除けを本所八角分割、ポンプをZefahl Soliblock、FRディレーラをCycloneGTセット、リムをSuperChampion、ハブをデュラエースLFQR、チェンとフリーはデュラエースで14-17-20-24-28のワイドレシオとしました。ペダルを極東プロエース、キャリアは日東キャンピー前後です。またキャリヤ用ダボ直付け、シフトレバー台座直付けしてもらいました。余った部品はクラブの同期の自転車製作にあげてしまいましたので、現存していません。結局この時の構成が現在まで受け継がれています。なお、塗装が間に合わなかったために夏のツアーはこの状態で行き、塗装は年末に行いました。

 

 夏ツアー初日、中津川駅で組み立てたばかりの状態です。疑似4サイドに重量級の三角テントで相当な重さになっていました。この装備で中津川-乗鞍-上高地-松本-南小谷-妙高高原-草津-沼田-尾瀬-中禅寺湖を経て日光まで3週間の長期ツアーでした。

 

S55〜57

 S56年、新歓合宿時の写真で、塗装もインフレータと同色にして決まっています。このフレームが一番活躍した時期でしょう。前の写真と比べてみるとわかりますが、Fキャリアがカンティ台座付け根で「く」の字型に曲がっています。重い荷物入れて林道走り回ったせいです。当然、枠の付け根も破壊されたため、針金でくくってあります。なお、右後ろに写っているのが上の写真で積んでいた三角テントで乾燥中です。

 

H16〜R4

 4回生になった頃、クラブ後輩の友人からブリヂストンDC-545を買ってくれないかと言われて購入し、ランドナーの部品をそっくりキャンピング車に移植したためフレームのみとなって実家の倉庫に仕舞われていました。時は経ち、実家に帰って一年が過ぎた頃、輪行用に青フレームを復活させました。ハンドルとペダルを除いた部品を移植先のキャンピングから戻したため、当時の部品で再現できていますが、足が弱って14Tが踏めなくなってトップを15Tに落としています。組み立てて1W後に輪行で淀川遡上サイクをしましたが、10数年ぶりの輪行は分解13分、組み立て18分とまずまずでした。

フレーム:BRIDGESTONE DIAMOND DT-6110 ブルー 530mm
ハブ シマノデュラエース LFQR 36H
リム スーパーチャンピオン 650B スポーク #14プレーン
タイヤ ナショナル コル・デ・ラビィ 650B
チェンリング F:シマノ600 49*34 R:シマノ デュラエース 15*17*20*24*28
チェン シマノ デュラエース UG
ハンドル SAKAEランドナー チャンピオン 420mm バルジ 25.4mm バーテープ VIVA 青色綿
ステム 日東パール7 斜ウス VIVA スプリングベル(直付)
ヘッド小物 BSオリジナル 輪行用 リテーナー脱落防止ヘッド
ブレーキ カンティ:吉貝 DIAカンティ960 レバー:吉貝 グランコンペ GC-162G AJQR
ペダル 三ヶ島Ezy AR-2ロード トウクリップ クリストフMTB-M
ディレーラー F:SUNTOUR サイクロン R:SUNTOUR サイクロンGT レバー SUNTOUR PDL-M
サドル FUJITA プロフェッショナル 黒 シートピラー 軽合丸棒 26.8mm
泥除け 本所 NH-47J 八角ジョイント
ポンプ ゼファール SOLIBLOC 青 18’
チェンステイゴム VIVA 青
ボトル 丸一 アルミボトル
キャリア F:カンティ止め R:バッグサポータ兼用キャリア
Fバッグ イワサキフロントバッグショルダー式

 

R5〜

 一度は復活したものの、その後の輪行はグランテック24が主体になったため、数回輪行してまたもや倉庫入りしていました。その後ヤクオフにて色違いで状態の良い同じフレームが手に入り、何時か復活しようと保存しておりましたが、令和4年にサイクルイベントに誘われてロード、スポルティフ、キャンピングと復活させたので、仕入れていたフレームでランドナーを復活させました。ただ、このフレームのBBは旧規格の73mmなので、大阪の自転車屋までもっていって68mmに削ってもらってます。
 部品構成は青フレームとほぼ同じなのですが、GC-162のブレーキレバーパッドはもう手に入らないので、ハンドルとペダルはキャンピングと共通にしています。ホイールも共通化しようとしたのですが、リヤエンド幅が120mm(実測124mm)なのでリヤホイールは入るもののシートステイとチェーンが干渉して使用できませんでした。なお、トレーニングで足が復活し、踏めなかった14Tトップが踏めるようになったので、リヤスプロケットは現役当時の14-17-20-24-28に戻しています。

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