Miele S321i

 グッド・デザイン外国商品賞を受賞した、質実剛健のミーレ電気掃除機です。20年の耐久性、15年の部品保証だそうですが、購入後13年で突然動かなくなりました。コードを入れたり出したりしていると動く場合があり、コードの断線を疑って分解してみました。

 

 まずはカバーを外します。2箇所の爪で止められていますので、2つとも少し内側へ押しながらカバーを後方へやり、爪が外れたら上方へ引き出します。

 

 2箇所のネジを外すと、スイッチ部が上へ抜けます。フィルターカバーはスイッチで押さえられているだけですので、そのまま外せます。5箇所の黒ネジを外しますと本体が上下に分割できます。

  

 中身はモーターとコードリールがブロックで入っているシンプルな作りで、リールはネジ1本で外せます。

 

 コードリール本体です。部品番号は「Typ:1/830/09003-J-」で「100VAC:10A、complete change only」となっていました。ミーレJapanにメールで問い合わせると部品代は\15,000だが、部品個別には販売しないそうで、\5,000の技術料+送料で治してくれるとのことでした。この段階でテスターで調べるとコードは悪くなくて本体の接触が悪いことがわかったので、さらに分解していきます。

 

 巻き取りバネに注意しながらリール部と基部を離します。リール部は差し込んであるだけで、ネジ止めなどはされていません。

 

 接点は各々2個所で接しており、今回は内側の接点が接触不良を起こしていましたので、手前側へ強く曲げておきました。基部の方も内側に金属の荒れた部分があり、少し前から接触不良を起こしていたようです。また、ソケット部でも内側に相当するソケット部が黒く焼けていて、異常電流が流れていたことが伺われます。

 

 スイッチ側のソケットや、本体側の部分も黒くこげており交換を考えましたが、手に入り難い部品なのと電通自体は問題ないので、清掃だけで済ませました。

 組立ては分解と逆順で出来ますが、巻き取りバネはある程度本体に巻かれた状態が初期状態なので、微調整に多少手間がかかります。修理して1ヶ月経ちますが、今のところ順調に動いています。今回は金属を曲げただけで済みましたが、早々に同じ症状が出るようなら次回はリール外してコード直結で治そうと思っています。ちなみにリールはMade in Germany でしたが、モーターはUSAのAMETEK社製でした。

inserted by FC2 system