ハザードアンサーバック改造

 BHのC型より標準となったようですが、BGでもリレー1個で実現できます。Netでもよく見かける、オーソドックスな改造ですね。原理は簡単で、ロック/アンロック時に発生するブザー音の配線を利用してリレーを連動させ、ハザードを点滅させる物です。ハザードはウインカーと共用ですので、左右別々の2系統存在します。左右両方の点滅を望むなら、出力2系統のリレーを使用するか、出力分岐した先にダイオードなどで電流逆流阻止しないと、ウインカー時に両方点滅してしまいます(笑)。

 

 配線は運手席下にあります。ロアカバーの2本のネジ(矢印)を外して、3箇所のクリップ(円内)を引っ張りますと外れます。エレクトロタップで分岐線を作るのは5ヶ所です。

 

常時電源

 ハンドル下のB98コネクタ(2極)の2番線(縦方向)や、オーディオコネクタ(14Pin)のバックアップ電源(6番線(青/赤))などから取ります。

 

ウインカー線

 パネルを開けた右上の奥、ボンネット・オープンレバーの左上部に3つ並んでいるコネクタ(i300〜i302)のうち、1番左の黒いコネクタ(i300)をさがします。ちなみにi301は白、i302は茶です。このコネクタのロックがある側の端から3番目と2番目が、8番線(ライトグリーン/白)及び9番線(白/赤)になります。この線を、それぞれエレクトロタップで分岐させます。

 

i300コネクタ

ブザー線

 運転席脇のサイドシル・アウターカバーを外します。前方の曲がっている部分にあるプラスチック製のクリップを外し(矢印)、力を入れて上に引っ張ると外れます。カバーは4箇所のクリップ(円内)で止まっています。

 

 ヒューズ・ボックスの下にある穴の中に詰まっている配線・コネクタを引き出し、台形をした最も大きいB117コネクタ(白24 極)をさがします。このコネクタの17番線(黄/緑)18番線(ライトグリーン/白)からエレクトロ・タップで分岐させます。17番線が常時12V線で、18番線がブザー線になり、ブザー線は常時12Vでブザーが鳴る時だけGNDへ落ちます。そのためリレーに接続する相手も常時12V線となります。ただし、BGシリーズ全てで同じとは限りませんので、施行される方は事前に18番線をテスターで検査された方が良いと思います。

 

B117コネクタ

 5本の線を図の様に接続すれば完成です。ブザーはロック時1回、アンロック時2回ですがGNDに落ちる時間が短いため、応答性の悪いリレーでは共に1回点灯、又は点灯しない可能性があります。どの程度までが許容範囲かは判りませんので、各自でご判断ください。ちなみに私はNetで仕入れたYonglin E.E製 YL-314-W-S 12VDC(made in China)を使用していますが、応答性はぎりぎりのようです。アンロックは良く見ないと2回には見えません。

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