廃 踏切

時が経つにつれて新設される踏切もあれば、お役御免で廃止される踏切も出てきます。
ここでは廃線や高架化以外の理由で使われなくなったり、廃止寸前の踏切を紹介していきます。

分教場踏切 JR草津線 甲西-石部

 甲西駅北西にあり、道路を改修した際にガードレールで分断されたようで、とどめにフェンスを張っています。ここまでするなら各種標識も撤収すれば良いのでしょうが、現役そのままで立っていました。(2007/09/16)

夏見第七踏切 JR草津線 三雲-甲西

 忍者の里にふさわしく、風雲たけし城のセットを彷彿とさせるような仕掛け踏切です。この付近にはこの手の第四種踏切が多いのですが、農地改良などで線路脇に用水路を作った際に橋までは手が回らずに放置されたもののようです。通行止めの鎖などは張っていないため、反対側から進入すれば余裕で用水路へ転落できます。もう、数年前の事なので、今ではどうなっているのでしょうかね。また、付近にも同じような境遇の踏切が散在しています。(2007/09/16)

夏見第四 第七と同じく用水路で分断されており、道まで田圃に吸収されていました。
夏見第一 第七のような用水路ではありませんが、小さな溝で分断されてます。

明神第二 JR大和路線 三郷-河内堅上

 大阪-奈良県境の大和川が迫ったところにあります。渡った先には何も無く、今は放棄されている耕作地への道だろうと思います。第三種踏切ながら複線の大和路線ですので、ひっきりなしに電車が通り、誰も通らない踏切に警報機の音が鳴り響いています。(2006/09/03)

矢形川一踏切 JR山陽本線 里庄-笠岡

 季節が違えばまだ良いのかも知れませんが、夏場は侵入口さえ判りません。結局正面の藪へDiveINして突破しました。元は畑への道だったようですが、南方は埋め立てて工業団地のようになっているため忘れ去られた踏切のようになっていました。(2007/08/13)

松永西踏切 JR山陽本線 松永-東尾道(廃止)

 道のほうの高架化によって廃止されたものです。廃止後数ヶ月で痕跡もなくなる事が多いので、タイムリーな時に当たったのでしょう。(2010/05/03)

小川踏切 JR山陽本線 尾道-糸崎(廃止)

 線路北側の道路を改修して高さが合わなくなったようで、無理矢理つなげずにあっさり廃止したようです。警報機がビニールシートで包まれていましたが、熱で収縮したのかピッチピチになっていたのが印象的でした。電柱に橙色の「16」看板があるので、最近廃止になったもののようです。(2010/05/03)

鍵田踏切 JR姫新線 本竜野-東觜崎 (現在廃止)

 元々は工場の裏手を通るあぜ道だったのでしょうか。踏切自体は年季が入っていますが、渡った西側は工場のフェンスに行く手を阻まれて、線路沿いに北側の私有地へと繋がっている程度です。色々とあったのでしょうが2009年には廃止・撤去されていました。(2009/04/28)

麦搗山踏切 JR姫新線 美作土居-美作江見(廃止)

 路盤改良工事と言うよりは、豪雨で路盤付近が流されたため補強工事したものの、踏切改修は面倒なので廃止したと言った感じです。左に曲がっている川の外側に当たるので、氾濫した際に影響を受けたのでしょう。踏切に行く道も路肩が崩れて立ち入り禁止になっていました。(2010/08/01)

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