北近畿タンゴ鉄道宮津線・馬路奥

訪問日;2012/08/26
馬路奥(マジおく)の名の通り、すごい山奥にあります。

 秘境の名に相応しい踏切の登場です。車上調査で数年前に判明していましたが、最遠方なので調査が後回しになっていました。場所は兵庫県と京都府の県境、宮津線馬地トンネル西口付近で峠道に向かう林道のどん詰まりです。地図上では車道が通じていますが、踏切先は道がなくなっていますので廃道になっている可能性も高く、夏場の調査なので藪化の可能性も高かったです。地図

 

地方道に面した集落から進入しますが、すぐに林道へと変化します(左)。耕作地の傍を登っていきますが、放棄されているようで雑草の林になっていました(右)。

 

 砂防ダム設置のため、本来の道の北側に新道が作成されています。写真は分岐点ですが、右の旧道は草の中へ埋もれていますね。

 

 砂防ダム上の林道です。廃道化を予想していたのですが、思ったより通行量もあるようで、道も締まっていました。

 

 程なく踏切到着ですが、すごい山の中にありますね。踏切自体は通常の4種の物で、新型のプレートもありました。普通自動車以上通行止めですが、軽車両は通れるのでしょうかね。

 

 踏切の向こう側も刈り込みがされていて、手が入っていましたが、耕作地などは見当たりませんでした。

 

 踏切前後は緩いカーブになっており、東へ少し行けばトンネルの出口になります。見通しはかなり悪くて事故の発生しそうな個所ですが、電車や人の通行量が少ないので問題が出ていないのでしょう。

白木踏切

訪問日;2013/08/15

馬路奥と反対側、馬地トンネル東口にある踏切ですが、名前は平凡でした。

馬地トンネルを挟んで東口、馬路奥とは反対側に位置する秘境踏切です。地図上では道路さえ書かれておらず、周囲に崖マークまであるので到達が危ぶまれましたが、車上から進入路を確認できましたので、当日は不安無く到達できました。地図

 

豊岡とは峠を挟んで反対側の久美浜から進入しますが、口馬地、奥馬地の集落を通っていきますので、踏切名も「奥馬路」などの秘境チックなものが期待されます。奥馬地集落までは舗装2車線の良い道でした。

 

集落から先は地道になりますが、通行はあるようで道はしっかりしています。ただ、坂が急な上に砂地の道でしたのでタイヤが埋もれて走り難いことこの上ない道でした。左に見えるのは西側の道で、奥に見えるのが東からの道です(左)。先で合流して小川を渡ります(右)。

 

合流したあとは鉄道との高度差を埋めるべく、崖添いを急坂で登っていきます。

 

踏切付近は広場になっていて、渡った先は林の中へ消えています。肝心の名前ですが、「白木」って言う平凡な名前で多少がっかりでした。

 

踏切前後は馬路奥と同じく緩やかにカーブしていますが、下り方向では多少緩くなって見通しが良くなってます。

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