高山本線・第1〜第5柿ケ野

訪問日;2016/08/07

この線路端のどちらかが、通路になっています。(第2-第3柿ケ野踏切間)

 高山本線上麻生駅東、飛水峡の右岸にある踏切群です。場所はかなりの山中にあるのですが、踏切すぐ横まで車道が通っており、気楽に訪問できる秘境踏切です。

 

 国道41号のトンネルの手前から旧道に入り、少し走ると飛騨川を渡る橋があります。この橋を渡って右に曲がるカーブの所から、第5柿ケ野踏切へ行けます。なお、国土地理院の地図では点線の歩道が描かれていますが、現在では痕跡すら見つけられない廃道でした。

 旧道はトンネルの手前で国道41号と分岐しますが、分岐は地図とは違って大きなRを描いて分かれます(左)。少し走ると飛騨川を渡る鉄橋が出てきます。直進は旧トンネルにつながりますが、現在は通行止めです。

 

 小さいながらもしっかりとした鉄橋で、渡ってすぐの左手に第5柿ケ野踏切があります。鉄橋から踏切群が見えますが、上下とも切り立った崖ですね(右)。

 

 踏切付近の詳細地図です。右カーブの市道の端から左に入ると、すぐに第5柿ケ野踏切が見えます。その後、崖を避けるようにして、第4から第1まで線路の山側と川側を通ります。

 

 市道を左に入るとすぐに第5柿ケ野踏切に出ます。振り返るとトンネルがすぐ迫っています。

 

 踏切を渡って山側の崖と線路の間を少し歩くと、切り立った崖に出くわすため、第4踏切を渡って川側に行きます。振り返ってみると、擁護壁の線路側を歩いて来たことが判ります。

 

 第3踏切より先は川側に余裕が無いため、再び山側へ渡ります。山側も余裕が無いため防護壁のすぐ内側を通ることになりますが、ここで特急に出くわしたくないものです。振り返った第4踏切までの川側は、この踏切群の中で一番歩きやすい道でした。

 第2踏切から先は川側を通るのですが、道はかなり細くなっています(左)。振り返って見てみても、防護壁区間はほとんど線路沿いですね(右)。

 

 第1踏切を渡ると目的の広場に到達します(左)。振り返ってみても、線路際の道はかなり細くて、ここで特急に出くわしても嫌ですね(右)。

 

 第1踏切の先は行き止りとなって山側に多少広がる平地がありますが、森に返っている状態で元が何だったのかはっきりしません。まあ、ここのために踏切が存在するのは間違い無さそうです。

 

 結局ここの踏切の成因は、緑の線のように張出していた2箇所の尾根を削って線路を敷いたため、線路を行き来するような道が出来上がったのではないかと思います。此処こそ潔く廃止してしまえば良いものを、何故残っているのでしょうかね。

 

大崎踏切

雰囲気としては、よく整備されている踏切でした。

 柿ケ野踏切群の少し西にも踏切があります。国道41号の対岸にあるので、かなり手前の橋を渡る必要があります。地図の点線のすぐ先には柿ケ野踏切があるのですが、道が存在する雰囲気すらないので、突破は出来ませんでした。

 

 かなり手前で飛騨川を渡ります。しばらく走ると山側に集落が見られますが、驚くことにここにまでGoogleCarが来ているのですね。

 

 舗装の終端部まで行くと民家が切れ、山側に小道が出てきます。坂を上ればすぐに踏切に行き着きますが、川側に道が続いているような痕跡はまったくありません。踏切自体はよく利用されているようで、草刈など、きれいに整備されていました。

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