踏切の銘板・大手私鉄

2007度に各社とも連絡先を書いた新型銘板を追加しているようです。
阪神電気鉄道

営業路線距離が短く、都市部を走っているため高架化が推進され、踏切の数も限られています。

踏切り傍にある標準の銘板です。

踏切り付近にはこれしかありません。

踏切合図灯に併設表示されており、丸型です。

障検灯は標準の5角形ですね。

阪神の新型銘板です。連絡先が追加され、フェンスに取り付けられてます(07/11)。ただし、歩行者専用の踏切には設置されておりません。

阪急電鉄

 営業路線は長いものの、よく整備されています。銘板は踏切に必ず付いており、探査はたやすく初心者向けです。

踏切のガードに付いている標準のもの

踏切合図灯は電灯が×印に点滅です。

障検灯に併設。

障検灯は赤の左右2灯のものです。

制御BOXにもあります

ガードには左のようなプレートもありました。

蛍光で夜間視認良いですが、フリガナと連絡先が無かった独自先行仕様のため、現在では下の共通仕様のステッカーが張られています。

阪急の新型銘板です。上記の独自先行プレートの上に張られています。(2007/11)。
最近では剥がされているところが出てきており、神戸線全線、京都線の大山崎付近では剥がされて無くなっています(2013/04)。

能勢電鉄

阪急の子会社だけあって、作りは同じです。

阪急と違ってフェンスに貼り付けてあるのですが、プリントアウト紙を簡易ラミネートしただけのチープな物ですので、経年劣化で千切れているものもあります。各踏切に緊急連絡先を書いたプレートを置くような通達が出たための対策でしょうが、やっつけ感が半端ないですね。(2013/04)

作動表示灯、障検灯ともに反射板は阪急と同じですが、表示灯の×が+になっています。

京阪電気鉄道

 京阪が探索に一番苦労しました。踏切付近の電柱に小さなプレートがあるのですが、存在率は半分以下で上下でそろっている所は稀です。確実なのは踏切合図灯の看板ですが、これが踏切の数十m手前にあるので、踏切が密集している所などでは、どれがどれを示しているのか検証するのに非常に時間がかかりました。側道がなく住宅の中を突っ切る所も多いので、捜索に苦労させられる電鉄でした。2007年頃より新型銘板が登場しましたが、非常押しボタンの無い踏切のみに設置されているため、押しボタン増設により早くも消滅している所も出てきているようです(2012/11)

基本となるプレートですが、こんなにはっきりと綺麗なのはまれです。場所は踏切前後の最初の架線柱ですが、無いことの方が多いです。

踏切合図灯に併設されています。

2灯で作動開始中(降りている最中)。5灯で作動完了(遮断している)です。

左右2灯の障検灯にも付いていますが、たいていは付近の踏切でまとめられています。

制御Boxにも時々書いてありますが、簡素な物です。

京阪の新型銘板です。大判仕様で連絡先が書いてあります。最初からこれがあれば苦労も無かったのにと思うほど、はっきりくっきり付いてます。(07/11)。
ただし、すべての踏切に付いているわけではなく、非常押しボタンのある踏切には付いていませんでした。また、最近では非常ボタンを増設しているようで、設置された所では銘板が外されており、ゆくゆくは消滅するものと思われます。(2012/11)

南海電気鉄道

 踏切自体の銘板は止まれの看板の裏に書かれている簡素なものです。あとは踏切合図灯の看板ですが、合図灯は踏切の直前にあるので見当や探索はつけやすく、撮影も田んぼの脇などから撮影できます。命名方法は起点駅+数字と言うもので、合図灯の看板はそれをさらに簡略化して一文字+数字になってます。当然先頭文字が同じ駅(深日港と深日町)では同じになりますが、例外もあり、泉佐野は泉ではなく「佐」になってます(ちなみに「泉」は泉大津)。

とまれ看板の裏に書いてあります。

踏切道名、所属、TELが書いてあり、起点駅名+数字のパターンです。

踏切合図灯の看板

先頭一文字+数字の簡素なパターンで、上に見えるのが標準型の障検灯です。

近畿日本鉄道

 高さ1.5m程度の三角柱が踏切の近くにくくりつけられています。名前と距離が各面に書いてありますが、命名方法は起点駅+数字と言うものです。ただ考えなく括りつけられているためか、肝心の面が壁と接して全く見えなくなっているものが結構有ります。

写真の様に独立して立っているのは稀で、たいていはフェンスなどに括りつけられています。

書式は統一され、「踏切道 ×× 第○号」でスプレー書きです。○に入る数字は漢数字が基本ですが、数字のほかにローマ数字なんてものも存在します。

障検灯とまとめられた踏切合図灯は踏切の数十m手前にあり、表示は数字のみです。また近接した踏切では2つにまとめられたりしています。

上下2灯点灯で作動。左右の赤2灯は障害検知です。

制御Boxにも、たまに書いてあります。通常は三角柱と同じ表示ですが、「尺度」のところは「シト」なんて略しているものもあります(御所線)。

近鉄にも新型銘板登場です。例によって白地に電話番号の統一形式ですが、針金で止めてあるなど多少チープ気味です。また08/04時点でところどころにしか付いていません。

山陽電気鉄道

 すべての踏切にプレートが付いており、地名などが命名されています。市街地を走っているため、すべてが第一種甲の踏切です。

踏切本体に長方形プレートが括りつけられています。

地名由来が多く、数字はほとんど出てきません。

踏切合図灯にも表示があります。

点灯で作動(閉鎖)。です。左は5角形標準型の障検灯。

制御Boxにも時々表示があります。

山陽にも新型銘板登場です。と言ってもシール状のチープな物で、踏切の表示灯に張ってあり緊急連絡先と番号が書いてあります。ただ、この踏切は山陽が地上に出て最初の踏切なのですが、No12と言う事はどこかに11個あるのでしょうかね。それとも地上時に設定された物を使用している為でしょうか。なお、番号は西へ行くほど増えています。(2009/04)

神戸電鉄

山陽電鉄と同じような銘板が全踏切に付いています。新型も増備中で、踏切Noも付属しています。

山陽と同じく、踏切自体に付けられており、地名由来です。

踏切合図灯にも表示があります。

点灯で作動ですが、山陽と違い黒の四角背景に×印です。

制御Boxにも時々表示があります。

神戸電鉄の新型銘板です。反射板仕様で連絡先が書いてあります。路線ごとの踏切Noが追加されてますね(07/11)。

名古屋鉄道

中京第一の私鉄ですが、関西のような新型銘板はまだなくて、付近の制御BOXに名前があるだけです。名前の付け方も近鉄と同じく「駅名+番号」ですので、面白みの少ないものでした。

踏切脇の制御BOXの扉に書いてあります。1踏切1つで、線路内に向かって書いてあるため確認・撮影しづらいです。一部では少し離れた場所にあったりもします。

警報機の上部に見慣れない制御BOXがあり、そこに番号のシールが張られています。ただし、JRとの共同踏切では、このBOXはありませんでした。後付け踏切でしょうか、「7イ」なんて付属番号もあります。

表示確認灯兼障検灯です。他の私鉄では見ない形式ですね。

表示灯の鉄柱に、時々銘板が付いていますが、本当に時々しか付いていません。

尾西線で見かけた新型と思われるシールです。名前、読み仮名、連絡先が書いてありますが、今回見かけたのは尾西線の2箇所だけでした。

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