崩壊現場との遭遇2

第2位 小池地区(鹿児島・桜島) S56.3 

 普通と夜行急行を21時間乗り継いでやっと着いた鹿児島、九州春合宿初日の出来事です。どこぞの爆発現場かと思うような穴があいていますが、れっきとした町道での崩壊現場で、向こう岸にはこれから行こうとする道が写っています。桜島の中腹は土石流が発生しやすいのか、大雨でこの様に削り取られるそうです。底までは梯子がかかっているものの30m近くはありそうで、写真のような重装備ではかなり無理っぽいですし、女子もいるので撤退 ・ ・ ・、するはずもなく突破です。

前出左側、同期のKさんです。

噴火数分後

 竹梯子を降りてみたものの、到底自転車は運べませんので、崩落部分の山側を通って突破です。崩落部分は踏み跡程度ですので、装備は外し自転車も分解して突破しました。5台とも運び終わってやれやれと思っていたら、桜島が雄大に噴火し始めました。「まじかで見るとすごいね〜」なんて暢気に見ていたら工事現場のおっちゃんに早く避難するようにしかられてしまいました。なんでも噴火数分後には火山礫が降ってくるそうで、当たると痛いどころでは済まないそうです。30分程屋根の下でお休みしてからキャンプ場に向かいました。さすがにその晩は木の下にテントを張りましたが、朝起きると火山灰が十数mm積もってました。桜島おそるべし。

第1位 国道194号 下津池(愛媛) S58.8

 単独ソロ旅行の初日。当時自転車のみが通行可能だった瓶が森林道を走破するべく、夜中の1時に岡山を出てフェリーで高松に渡り、そこから輪行で伊予西条まで鈍行で来た時のものです。駅を出てから2時間登ったところで通行止めが現れました。しかし崩壊現場はかなり慣れてますので、通行止めくらいの看板では楽勝楽勝です。・・・つづく

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