サンツアー・アキュシフト

 シマノのSISに対抗して出したAccuShiftですが、ウルトラとレギュラー両方のボスフリーを出していたSUNTOURは両方に対応させようとしてかなり苦心したようです。そのためシフトレバーは、ウルトラ(7)・レギュラー(5・6)・パワーの3通りが使えるI.P.C(Indexed Power control)レギュラー(5・6)とフリクションが使えるI.F.C(Indexed Fliction control)、レギュラー用のインデックスシステムI.C(Indexed control)、パワーラチェットP.C(Power control)、従来の摩擦式F.C(Fliction control)の5種類が出ており、その後も8速カセット対応の物、AccuShift PlusやAccuShift Plus Liteに対応する物など多様な製品が出ていました。
 シフターに対してのリヤディレーラは、AccuShift対応ならどのシステムでも使えます(除α-3000)。後に出たM.D(Micro Drive design 1992:フロント・リヤとも小ギヤにして重量を軽くし、リヤのクロス化により変速をスムーズにするシステム)には対応を謳ったディレーラが出ていましたが、RDは気にせずに使えるとの話もあるようです(未確認)。

 

 

ロード系

 

SUPERBE Pro (RD-SB00-SSB) 1988-1994

ロード系の最高峰SUPERBEの最終型です。AccuShift、MD対応など、同じ名前で進化してきました。

SL(RD-SL00-SSB) 1991-1994

91年登場のSLは上位機種に当たり、Sprintの後継機になります。ショートゲージのみでシングルテンションとなり、ツーリング用は出ませんでした。

BLAZE LITE

BLAZEと比べると、ダブルテンションがシングルテンションになってます。シングルだからLITEなのかは判りませんが(聞いたとこによると引きが軽いのでLITE)テンションボルトカバーがプラスティックになり、ネームも印刷になってチープ感アリアリです。

BLAZE 1990-1994(RD-BL02-SSB)

駆動部は棒状で、αシリーズに似ていますが、巾などが多少違います。移行期?

RADIUS(RD-RA00-SSB) 1990-1992

SLへと移行していく、丸みを帯びた駆動部です。アームやプレートはEDGEなどと共通でした。

EDGE

調節ネジやアーム部は上記のRADIUSと同じで、プーリーボルトのみ6角ボルトとなって違っていました。兄弟版か?。

EDGE 1990-1992

調節ネジやアーム部はEDGE 4050と共通のようです。RADIUS型EDGEへの移行期モデル?

EDGE 4050(RD-ED45-SSB) 1989

調節ネジやアーム部は4050と共通のようで、α-4050からEDGEへの移行期モデルでしょう。

VX 1990-1992(RD-VX00-SSB)

ワイヤ止めネジやアームはBLAZEと同じようですが、こちらのプレートはGT仕様のようです。

RT 1991-1992

FT・FTU

調節ボルトつきダブルテンションで、裏プレートは共通のプラスティック製です。ワイヤー留めは6角ボルトですが、駆動部はEDGE4050に近い。あいのこか?

GPX(RD-GP00-SSB) 1989-1991

GPX以降はテンションボルト軸がアームの先端位置に移されてボルトが廃止され、軸は本体ねじ込み式へと変わってゆきます。

Ole(RD-OL00-SSB) 1989

Cyclone7000とほぼ同じ構造で、テンションボルトがアームの下方に配置されています。ワイヤ留めやプーリーボルトネジは汎用品となり、Cycloneの下位グレードのようです。

Cyclone 7000(RD-CL10-SS・GT) 1988

サイクロンMark-Kの後継機として出てきました。HighLowボルトはアーム上にあるものの、ワイヤは外留めに戻っています。これよりダブルテンションとなり、本体アームが太っています。

Sprint9000 (RD-SP10-SSB) 1988-1990

前作のSprintに比べるとアームが太くなってACCUSHIFT対応となっています。MAXギヤはCyclone 7000の28Tに比べて26Tと少なくなっていますので、ロード用ですね。

α-5000(RD-5000-SS・GT・GX)

Cyclone7000の下位機種ですが、SS(28T),GT(34T)に加えてGX(39T)と言うMTBのようなモデルも出ていました。設計はCyclone7000と同じようです。

α-4050

ワイヤー止めのネジが変わった以外はα-3040とほぼ同じです。シリーズのために作られた姉妹版でしょうか。
ただ、私の使用した中で7段PowerFloとの相性は、この機種が一番良好でした。ピポッド台座の凝った作りなど、実用機としては隠れた名機と思います。

α-3040 1988

α-3040からはダブルテンションになっています。またガイドプレートの裏面もプラスティックとなり、以後のEDGEなどと共通となります。

α-3000(RD-3000-SS・GX)

これもAccuShift対応だそうですが、α-3000のシフター専用で他の製品とは互換性がありません。テンションボルトやHighLowネジの位置、軽合金の裏プレートなど旧設計のものですので、試作の要素が強かったのかもしれません。

α-2001(RD-2001-SSB・GXB)

α-2000 1988-1989(RD-2000-SS・GX)

α-3040とほぼ同じ構造ですが、アームのパーツのみシングルテンションの時代の物です。これも移行期のものか?本体の塗装はα-3040と同じグレーです。

α-1500 1989(RD-1500-SSB・GXB)

シングルテンションだが裏プレートは3040以降のプラスティックで、3000から3040への移行期モデル?。一応AccuShiftの銘が入っています。

SCRAMBLERK

89-92年頃に出ていた入門機SCRAMBLERの改訂版です。初期のSCRAMBLERは調整ボルト1本でプーリーケージが金属だそうですが、これはHi-Lo2本のボルトがあり、ゲージも樹脂製でα-3040の廉価版と言った感じです。ただし、α-3040と違ってシングルテンションになっています。

SR(RD-SR10-SS・GT)

製品一覧

 

 Model
Number
Code No.
Sprocket
Total
 
 
Superb Pro
RD-SB00-SSB
25009921
26(23)
26
87.89.93
 
SL
RD-SL00-SSB
23769921
26
24
90.92,93
 
GPX
RD-GP00-SSB
24169921
26(24)
26
89.90 
 
RADIUS
RD-RA00-SSB
23359921
28
28
92
 
EDGE
RD-ED01-SSB
23819921
 
 
92
RADIUS Type
BLAZE
RD-BE02-SSB
23879921
 
 
92
LITE
RD-BD01-SSB
23819921
 
 
90
  
VX
RD-VX02-SSB
23909921
 
 
92
LITE・WO
SSZ
23909901
 
 
 
LITE・W
RD-VX01-SSB
23919921
  
  
90
 
RT
RD-RT01-SSB
82249911
  
  
92
LITE・WO
SSZ
82249901
  
  
 
LITE W Bracket
Sprint9000
RD-SP10-SSB
25059921
26(23)
26
89
  
Ole
RD-OL00-SSB
  
28(26)
28
87
6Speed 
EDGE 4050
RD-ED45-SSB
  
  
  
89
  
BLAZE 3040
RD-BE34-SS
  
 
 
89
 
SSB
  
 
 
  
 
Cyclone 7000
RD-CL10-SS
 
28(26)
28
87
6Speed 
GT
 
32
34
 
  
SR
RD-SR10-SS
25509921
 
 
  
  
GT
25519921
 
 
 
  
α-4050
RD-4050-SS
 
 
 
 
  
α-3040
RD-3040-SS
  
 
 
 
  
α-2000
RD-2000-SS
25459927
 
 
88.89
 
GX
25469927
 
 
 
  
α-2001
RD-2001-SSB
24709921
 
 
 
 
GXB
24759921
 
 
 
 
α-1500
RD-1500-SSB
24809921
 
 
89
 
GXB
24859921
 
 
 
  
α-1000
 
  
 
 
88
  

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