雨装備

長期ツアーだけではなくて、日帰りでも雨に遭うことは時々あります。最近、昭和の時代に使用していた雨装備が出てきましたので、見てみることにしました。

ポンチョ

 ゴアテックスのレインウエアなんてまだ普及していない時代でしたので、雨具=ポンチョが標準でした。当時からサイクルポンチョと称して自転車店で売っていて、値段がやや高かったものの厚手のビニールで強く、ツアーでの使用にも耐えていました。
 クラブ入部と同時に購入してフロントバックの中に常備し、幾度となく使用しましたが現在まで原形を保っています。ただ、さすがにビニール特有の粘りが出て、現時点での使用は勘弁してほしいです。

自転車用と言う事で、ファスナーの取っ手は内側にあります。前半分は半透明のビニールですが、地図が見えるほど透明ではありません(左)。補修用テープで補修していますが、実用に耐える程度の強度はまだ保っているようです(中)。当時は良いレインウエアが無かったので、安いビニール製のレインウエアを持ってくるものもいましたが、サドルと擦れると直ぐに尻部が破けて実用性はゼロでした(笑)。

サドルカバー

 現在ではカラフルな物が販売されていますが、当時はVIVA製の透明のものが主流でした。
 また、雨の日だけではなく、夏の晴れた日でも汗によるサドルの型崩れを防ぐために付けている人もいました。
 これは3代目だったと思います。25年以上前のものですが、まだ原形保っていますね。

シューズカバー

 単車用は現在でも販売されていますが、自転車用としてはオーストリッチから出ていました。造りは単車用と同じですが、ポンチョ使用では足を伝って水が入り放題でしたので、実用向きではありませんでした。

サイドバックカバー

 ランドナー全盛時代には、このような商品まで出ていました。雨の日の走行ではサイドバックを丸ごとビニール袋に包んだり、登山用のザックカバーを使用していましたが防水効果としては完璧ではありませんでした。しかし、この製品は硬いビニール製ですので水は通しませんし、下方が開いているので水が溜まる事もありません、バックの付け根もうまく処理されているので、ホイール側からも水は入りません。防水としてはほぼ完璧なのですが、多少かさばるのが難点です。ツアー中では折りたたんでサイドバックの上にくくりつけていました。

 同じ趣向の製品として、フロントバック用も出ていました。よく出来ているのですが、ポンチョ使用の場合はフロントバックもカバーできますので、あまり出番はありませんでした。

 このような製品も、通気性の良いレインウエアの出現と低価格化で大きく様変わりしています。サイドバックを付けている人を見かけても、サイクルポンチョを着ている人は見かけなくなりましたね(笑)。

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