分 解 図

変速レバー シマノ

デュラエース (LA-100)

 まだEXになる前の旧型デュラです。基本的には摩擦式なのですが、クラッチスプリングがあるため緩みにくくなっています。また、ストップピンが外れますので、なくさないようにしましょう。

シマノ・600 (LB-600)

 初代600のシフターとして登場し、クラッチスプリング搭載で押し引きの調整をしています。ツーリング用に出てきた600で、3アームのチェンリングは個性的で目立ちましたが、レバーのほうはサンツアーのラチェット全盛時代でしたので、あまり見かけませんでした。

 

シマノ・600 (LB-180)

 部品点数の少ない、オーソドックスな摩擦式です。QBシリーズは600が出る前に150/160/170などが出ており、QB-160などはレバーの形状がよく似ています。結局この機種は、旧設計の600用という位置づけでしょうか。

 

デュラエースEX (LA-110)

 クラッチスプリングやストップピンなど、旧デュラと同じ構造です。EXシリーズにあわせてデザイン変更したものでしょう。基部は釣鐘型と呼ばれる独特のもので、レバー止めネジはも.5mm径の特殊ネジでした。

シマノ・600EX (LB-630/640)

 アラベスク模様の600です。オーソドックスな摩擦式ですが、この頃にコンポーネントという意味合いが流行ったのか、クラブで組むランドナーは600EXのシフターとFD、RDの3点セットでたくさん組まれていました。性能的に特筆するものはありませんが、部品点数少ないので初心者にとって分解清掃は楽でした。

  

フィンガーチップ

 ディレーラーのバネの力と釣り合バネ(スパイラル・スプリング)を組み込んで引きと押しの力を同じ力で出来るようにしたもので、さらにラチェット機構も採用しており、スーパーLJとパワーシフトを合作したような物です。ねらいはいいのですが機構が複雑で、ばねの力もデイレーラーによって変わるためあまり流行らなかったようです。

 

スーパーシフター

 内部にワンウエイクラッチが組み込まれています。本体は薄く出来ているものの、分解が出来なかったようです。

 

ユニシフト

 ワンウエイクラッチが組み込まれており、トップからローへの操作が従来のものより軽くなっています。

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