1979年7月中旬 中津川駅にて

 1979年の夏のツアー初日です。岡山を夜の2時発、急行「鷲羽」で一路新大阪へ。そこから米原、大垣、名古屋と普通を乗り継いで昼の1時に中津川駅に着いて組み立てた直後です。テントは三角屋根の5テンなので、乾燥重量7Kg、雨の日の撤収後は10Kg以上と言う代物でした。後ろのミレーザックは、ツアー中の乗鞍岳、上高地、鹿島槍が岳、尾瀬の登山と、黒四ダム見学時の荷物もち用です。当然下っ端の私が、水(ボトル)、昼のご飯(コッヘル飯)、おかず(缶詰3個)を持たされてました。この後約1カ月かけて日光まで行ったのですが、見返してみると、よくもこんな重装備で信州の峠を登っていたものだと思います。若かったのでしょう(笑)。基本はキャンプ場でのテント生活ですが、1カ月の間にはテントの水没、寺の軒下での野宿など、なんでも有りの状態でした。また新聞やラジオなどとも無縁でしたので、自宅に帰ったら首相が変わっていたのには驚きました(大平首相急死のため)。自転車は再塗装前なので、トップチューブに「Bridgestone」の白文字がうっすら写っているのが見えます。

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