ウォッシャーポンプ交換

 コネクタの清掃などで誤魔化していましたが、24年目に動かなくなって交換となりました。タンクと前後のポンプのアッシィで\13,000程度ですが、リヤポンプはまだ元気なので、フロントポンプとパッキンのみ交換しました。

 

 部品番号はフロントポンプが 86611AA010(\3,050)、パッキンが 86623KG010(\80)で、パッキンは品番が変わっています。

 

 まずはタンク内の液を抜き取ります。長いホースで吸引すれば問題ありませんが、見た目よりも沢山入っていますので再使用するなら溢れないように大き目のタンクで受けましょう。ホースにはワンウエイバルブがありますので外しても液は出てきませんが、モーターからは漏れてきますのでモーターより下まで液を抜いてください。タンクはボルト2本で止まっていますが、燃料フィルタが邪魔になりますので、あらかじめ避けておきましょう。

 

 上に引けば抜けますが、引き抜く過程でポンプに繋がっているホースを外します。ポンプは同じものが出てきましたが、パッキンは品番変わって根元の部分が違います。漏れ防止の対策品でしょうか。ポンプの頭には数字の記載がありますが、壊れたほうは「5」、新品は「36」でしたので吐出量ではなくて管理番号のようです。

 

 外したタンクを綺麗に洗ってフロンとポンプとパッキンを外します。取付けはパッキンをタンクに嵌めてからポンプを差し込むほうが簡単なようです。差込感が少ないですので、基部を見てしっかり差込まれているか確認してください。

 

 同時にホースも交換すればよいのですが、フロントの継ぎ目はエアサスソレノイドバルブの奥にあり(左)、触って不具合が起きても嫌ですのでホースの口の部分だけ切断して再使用しました。長さが少し短くなりますので短絡ルートに変えています。リヤのホースは継ぎ目まで辿りつくのに苦労しそうなのでフロントと同じく口の部分のみ切断して再使用しています。20年以上経過しているのにホースの弾力性はまだ残っており、結構持つものだなと思いました。

 

 その後分解してみました。下部からのアプローチも不発に終わったので、上部をカットしてみると見事に錆付いていました。下部シールが劣化して内部にウォッシャー液が入り込んで錆びたのでしょうが、この状態でもかろうじて回転するのは驚きです。分解は上部の蓋が外れるようですが、溶着しているようなので内部清掃は不可でしょう。下部シールは外れませんでしたが、緑の端子パーツは差込なので、内側の爪を起こせば外れました。

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