リヤディレーラー 分解図

サンツアー

Cyclone

 スラントパンタグラフとシングルテンション方式です。キャパシティは24Tと小さめですが、ロングゲージのGTは34Tまでとってあります。小型軽量のサイクロンはチェンジの切れも良く、一世を風靡しました。Aのマウンティングボルトの形状で、初期型と2次型があります。

 

Cyclone GT

 ケージのみGT化したものなので、ショートケージと本体は酷似していますが、品番は1番増えていますね。GTの方も年次によってマウンティングボルトやケージの形状変更がされています。

 

 本体には「V-LUXE」と書いてあるので製品名と思っていましたが、正式には「V」なのですね。アルマイト加工を施したアルミ製本体に、耐候性を向上させた本体一体型防水カバーを取り入れて高級感を演出し、当時のマスプロ車がこぞって採用していました。普及グレードですが、性能は良かったと思います。

  

VT

 Vのゲージを少し拡張してキャパシティUpしたものです。Vがロード用なので、こちらはスポルティフ用とされていたようです。

 

VGT

 一世を風靡したVのGT版です。強度と価格の問題からチェーンゲージは鉄製になったものの、チェン着脱の簡単な片持ち式ゲージを採用しています。

 

VX

 VXはVの普及版としてS52に登場したようで、ゲージ違いのT・GTと共に前変速機、変速レバーなどもコンポーネントで出ていました。ワイヤ止め周りが他シリーズとは変わっており、カタログにはロードVxと記載されてました。

 

SEVEN

鉄製の廉価版ですが、プレスのHONORよりは高級のようです。Vの廉価版の位置付けでしょうか。

 

SEVEN-GT

 SEVENのゲージのみをGT化したものです。当然鉄製でした。

 

HONOR

 鉄板プレス製の重量級ですが、サイズはVと同じだそうです。テンションスプリングの房水カバーが本体一体型からプラの簡易型へ省略されています。

 

GT

 鉄HONORのGTバージョンで、当然ゲージも鉄製でした。当時、低価格の市販車に採用されていたそうです。

 

SKITTER

 古くからある一般向け変速機で、鉄プレス本体、ローノーマルなど他のシリーズとは変わった存在でした。

 

LOVE

 一般向けのskitterと同じ鉄プレス本体ですが、テンションボルトカバーやピボット部の処理が多少変化しています。

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