ブレーキレバーパット

最近ではブラケットカバーと呼ばれているようです。昔はブレーキレバーにパット有りとパット無しの両方が販売されていました。

 

最終更新日:2022/12/04

DIA 144用 144.7(後期)

DC-144用。後期のものは硬いゴム製です。赤や青などのバリエーションも出ていたようです。

144.7 セーフティーレバー準備穴

後期パットはセーフティーレバー用の穴が準備されています。パットは左右同じ物を使うため、両側にあけてあるのが少し情けないですね。

DIA 164・165用 165.7 

144.7にセーフティーレバー用の穴をあらかじめあけている製品。前期・後期ともに出ていたようです。

DC165EX用 144.7(現行品)

一時期途絶えていましたが、DC165EX用のブラケットカバーとして復活しています。茶色と黒が定価\1,500で販売されていますが品薄で、時期によっては品切れしてるようです(2020/05)。

144.7 アメ色(現行品)

2019/07に144.7と204.7にアメ色が追加されました。アメ色と言っても写真ほど薄くなく、実物はもう少し濃いめです。初回限定数量だそうですので、大手通販サイトでは入荷未定になってました(2020/05)。

DIA ニューグランコンペ 160用 GC162.3-4

ダイアコンペに比べて基部のゴムが厚く、持ちやすくなっています。またアジャストのゴムも黒ではなくゴム色ですが、紫外線に弱いのか、すぐに劣化していました。

DIA GC160・162用 GC162.1-2 前期

前期のものは柔らかいゴム製で、握った感じも良かったのですが劣化が早く、クラブ時代は年に一回替えていました。ただアジャストの黒ゴムは強かったのでパッド本体よりも長持ちでした。

DIA GC160・162用 GC162.1-2 後期

昭和60年ごろに登場したと思います。初期のに比べると硬いゴムで出来ており、持った感じが良くなかったですが劣化に強く、20年経った今でも使用出来ています。90年には204シリーズへ移行しますので、短命でした。

DC-204用 204.7

新設計の204です。160に比べると基部が細くなったため、ゴム自体もスリムになっています。好みの問題でしょうが、手の小さい方には160より持ちやすかったと思います。ただ、これも設計とゴム質変わって旧製品になってしまいました(\1,500)。

204.7 セーフティーレバー準備穴

204パットは左右非対称に作られていますので、穴も内側のみに準備されています。

GC202.204QC用 204.7(現行品)

耐久性向上のためか、旧204.7に比べてゴムの質が変わって固くなっています。準備穴は無くなって印のみ(矢印)になりました。白・黒と茶の3色にアメ色が加わって、定価\1,750と多少値上がりしています。(2022/10)

DC-205用 205.7

205C用にセーフティーレバーの穴が予め開けてある製品が出ていました。

RGC200・220用 RGC202.1

黒ゴムに握り手の細工がしてあります。ゴムの質は硬くて、160後期のものや同時期のSHIMANOの物などと似ています。

NGC200・210用 202.1

あめ色ゴムですが、素材は160シリーズのものとは違います。感触は160の前期と後期の中間程度で感触良く、耐久性も上がっていそうですが、20年もたつと劣化でひび割れてしまいました。

AGC250用 252.1

エアログランコンペ用のパットです。どこらへんがエアロなのかよく判りませんが、当時はエアロブームだったようで、ペダルやシートポストなどもエアロありました。

 タイヤやパッなどゴム性の消耗品は買い置きしても劣化するため、生産中止になると辛いものがあります。まあ、パッが無くてもバーテープ巻けばいいのですが、風情がありませんしね。

バブルが始まる前の1986年カタログより。自転車産業も活況だったのでしょうかレバーパットも多くの製品が出ています。オーソドックスな黒・茶以外に赤青白、黄色やピンクなどもありますね。バブル崩壊した90年代後半は黒と茶くらいでしたので、良い時代だったのでしょう。

 

レバーパットの互換性

レバーパット 204.7(旧)

現在でもダイアコンペからDC-204用のパットが販売されていますが、NGC200の基部に似ていますので、入るかどうか検証してみました。ただ、この記事作成後設計変更があって、下の記事は旧製品での記事になってしまいました。

 

左は204の基部で、右が200の基部です。200の方が多少太くて首が長くなっていますがパットはなんとか入りそうです。右写真の左が204、右が200ですが何とか入っています。ただし胴の部分が多少広いので、セーフティーレバー用の円が楕円になっています。

 

高さが多少足らないのか、押し込んでも上方の部分に隙間が出来ます(左・矢印)。ワイヤ出口の部分はパットが長いためか問題なく入っているようです(中)。下部の部分は大きさが同じようなので問題なさそうです(右)。

 

レバーパット 204.7(現行品)

2010年代に変わったようで、セーフティーレバー準備穴が無くなって型のみ残っています。耐久性向上のためかゴム質も多少固くなり、ケーブル穴も202ケーブルアジャストボルト使用を前提としているようで大きくなっています。

 

202.1(左)と204.7(右)です。204.7の方が多少高くなって細くなり、レバー開口部が小さくなっています(中)。ケーブル穴はアジャストボルトのために大きくなっており(右)、NGC210のアジャスタも分解せずに前から入るようになりました。

 

レバー開口部から基部を入れるのですが、開口部が小さくなっているのと胴回りが太いので、かなり引っ張らないと入りません。肩まで入ったら首を入れるのですが、胴を下の方まで入れておくと首周りが入りやすくなります。

 

開口部が狭くなったので、レバーを押し下げた時に基部が当たってしまいます。また、高くなったため上部に隙間が出来ていました(左)。開口部は下方を4mm程度切ってやるとスムーズになります。上方の隙間は、このおかげでレバー上部がパッドの当たらなくなるので好都合でした。装着は多少苦労しますが、入ってしまえば感触は良好です。ゴムが固くなって手触りは悪化しましたが、固くなったので隙間が気にならなくなりました。このレバーパッドもいつまた変わるかもしれませんので、もう一つ予備で置いておいても良さそうな出来でした。

 

レバーパット 144.7 

補助レバー付きDC-165の後継機種 DC165EXが2015年から販売されたため、レバーパッドも販売開始されました。DC165EXの基部はDC-144と同じ設計ですので、このレバーパッドはDC-144やDC-161に無改造で入ります。アジャスタ無しはこれでよいのですが、アジャスタ付きのDC-160・162にはアジャスタ部の形状が違うので口先を切っても綺麗に入りません。

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